元リケジョPDリサさんとやらのブログが博士課程の資金援助が博士課程全体の1/10しかない上に学振落ちた資質がない奴を救う意味あるのか的な書き口でネットがやや荒れていた。

学振以外の博士課程の1/10しかお金がもらえてないかのような記述は社会人博士やリーディング大学院やその他企業の奨学金や財団に支援を受ける学生もいるため誤りであると思われます。


そもそもこの人、学振DC取れずに学位取得して2年間PDをした後アカデミアを辞めていった経歴を持ってして、学振を取れない様ないいテーマも周りからの支援もない人は諦めた方がいいという考え方で辞めたようである。


さらに別記事ではDC2二回と学振PD一回に挑戦して全部ダメだったとある。キャリア終盤には研究に身が入らずバイトもしていたとか。もうアホかと。その経歴なら普通の人類はDC1一回とDC2二回に学振PDは三回だろ。アホかと。真面目にやりなさいよ。真面目にやってないのに適当な情報発信すんなと。こちとらDC1一回、DC2一回、国内PD三回、海外学振三回出したわ。もう学振のプロだわ、学振の人に毎度ありがとうございますって言われたわ。もうアホかと。もっと真面目に学振チャレンジしてから向いてるだの向いてないだの言いなさい。


自分が資質なくてアカデミアを去ってると言っているのに、学振取れない人に資質がないとなぜわかるのか?不愉快ですよね。あなた→資質がないかつ、あなた→学振取れなかった、だとしても学振取れない=資質がないではないですからね…もうアホかと。


でもこの手の話昔から聞きます、「学振を取れない人は辞めておけ」だったり、学術会を知らないご家族向けに判断材料として、「息子(彼氏)に学振をもらってるのか聞いてみろ、もらえてないならアカデミアは諦めさせた方がいい。」などと簡単な踏み絵のように。


学振を取れないと言って資質はないとは言いません。身近な助教の先生でも学振持ってなかった人も全然います。

ですが学振は結果がある人、プローザルをうまく描ける人が通るので全体を見れば現時点で優秀な人の方が通るのは間違いありません。


この手の学振優劣発言に過敏に反応する人が多いのもしょうがないでしょう。人生かかってますから。でもこういう発言をする人を叩いたり、学振取れないのを過度に擁護してもどうしようもないと思います。学振を取れずに生き残ってる人は、学振が取れずとも続けたいほど研究したい人です。


みなさんがそうでないなら、学振は良い判断材料かもしれませんね。「研究がしたいから学振が欲しい人」と「学振をとってないと研究者になれないから欲しい人」、この2つのうちどっちに自分が近いか考えてみるといいのではないでしょうか。


研究の日々の進め方や考え方を見て周りはしっかり評価してくれてます。3回しか挑戦出来ず指導教員や同期との競争などの不確定な要素が多い学振DCを気にするより、時間が許す限り何度でも挑戦できる研究結果を気にしていきましょう。


そんなわけで、みなさん頑張っていきましょう。(まあこのブログ読者いないんですけどね笑)


しかしまあ、たまにいるこういう人って長い間研究して何を学んできたんだろう…ドロップアウトしても未練がましく絡みたいなら、なんらかの役に立つアクションを起こして欲しいものです。


現行制度がいいと言ってるわけではないです。より良いものを追求するのは大切です。