とある海外ポスドクの結末

そんなこんなで帰国しました。 娘は大はしゃぎ。かわいい。 着任先はこれまでゆかりのない地方国立大学の特任助教(4年任期更新なし)。もう少し粘っていいポジションを見つける選択肢もあったのかもしれないが、他に見つかる保…

地獄のフライト

何とか代わりのフライトを手に入れたところで、日本人の友人宅で一泊させてもらい早朝にバーゼルを旅立ちます。連日連夜の引っ越し作業とお別れ会で寝不足の中、5時半に出発しました。 少し街を歩きながら、これがもしかしたら最…

帰国するぞ

そんな感じでスイスの研究室最終日を終えた日のこと、裏面での出来事。 アパートの退居前の追い込みで風呂場の掃除をしていた時に学振からのメールが届きました。なぜ帰国便が最安じゃない香港を使わないのかという件の返信です。…

さよならスイス

ついにスイスを旅立つ前日が来ました。 朝の9時からアパートの退居点検を受けました。小汚い格好をしたおじさんがやたら細かくチェックして、窓の拭き残しとキッチンのテーブルの磨き忘れと洗面所のパッキンの黒ずみを指摘されま…

farewell party

ヨーロッパの文化、お別れ会を自分で開催しないといけないやつの洗礼を受けました。 自分だけだったら昼にお菓子つまみながらお茶飲むくらいでいいかなと思ってたのですが、中国人ポスドクと同じタイミングでの異動なので、一緒に…

航空券が高すぎるので理由書を出してください

帰国便の航空券は学振が出してくれるとのことで、手引きを見ていたら、なんと見積もり(?)を事前に学振に送信する必要があるのだとか。相変わらずフェローシップの手引き長すぎる。。。書類仕事は多すぎるし、条件や制約がありえな…

捏造か無能か本物か

なんと最近ネイチャーに室温超伝導材料が報告されて、サイエンスコミュニティをざわつかせています。 https://gigazine.net/news/20230309-room-temperature-superco…

いまさら伸ばせると言われても

学振から二月末にメールが来ました。 「コロナの影響を鑑みて、希望者は滞在を半年伸ばせます。」そんなこと期限の1ヶ月前に言われても困るわ、たとえば夏の段階で言われていればもう少し滞在を伸ばして、より良いポジションを探せ…

科学凋落国日本

どうやら仕切り直しになったH3ロケットは2段目のエンジンの着火がなく、危険性を考慮して爆破処分になったようです。。。 ロケットの開発費2000億円に合わせて、打ち上がるものとして搭載していた気象衛星のだいちもろとも…

週末の旅

もう帰国の時間が迫ってきます。 インド人がしばらく帰国して自分の帰国時にもういれないから、日曜にどこか行こうぜと言ってきた。 ちょっとめんどくさいけど、誘われたらノーと言わないのが心情なので、とりあえずYesといっ…

なんじゃこりゃ…

昨日のゲストを迎えての博士課程の学生の公聴会だった。 そのスイス人の学生は、インド人の化合物のアイディアを3年近く合成していて、その間にインド人と仲が悪くなっためんどくさい人なので僕は全く関与しないようにしていた。…

もういじめないでくれ

博士課程の学生のディフェンスのスーパーバイザーは、ボスと化学科の別の教授-助教のうち1人と、国外の外部コミッティー1人から構成される。 明日ディフェンスをする学生の審査のためにドイツでアシスタントプロフェッサーをす…

若手の独立ポジションが博士課程の魅力を底上げする

化学と工業が、「博士学生の待遇改善をして再び増やす」ことを特集していた。 何度も言ってるけど、博士課程の経済事情は確かに厳しい、ただその減った博士を取った後の方がもっと厳しい。 なぜ、博士を取ったら得するように変え…