科学凋落国日本
どうやら仕切り直しになったH3ロケットは2段目のエンジンの着火がなく、危険性を考慮して爆破処分になったようです。。。
ロケットの開発費2000億円に合わせて、打ち上がるものとして搭載していた気象衛星のだいちもろとも吹き飛んだ模様。気象衛星の開発費も計300億円。
これが、高度成長期だったら、もう一回頑張ろう!ってなるのかもしれないけど、科学研究費の選択と集中が進んで、まともに研究ができない研究者も増えたし、社会や経済の行き詰まりもあり、この失敗を許容できるかどうかは時間を追って見ていく必要がある気がします。
海外のメディアも、日本の打ち上げ失敗を驚き半分、他の事情も合わせてやっぱり科学技術力に陰りが鮮明になってきたという反応が半分といった感じで伝えているようです。
これだけではなく、論文の捏造などの研究不正や博士進学者の減少、論文のシェアの低下。どこをどう見ても科学技術立国が音を立てて崩れていっている。
そして歪な大学組織の若手の減少や科研費の一部の分野への偏りなどどこをどう切り取ってもいい面はない。研究者が締め上げられ尽くされて、研究がしたい人ではなく、研究を使った生き残りゲームが好きな人が多くなってて、そういう人がお金を総どりみたいな感じが強い気がする。
もっとどんな研究室でもある程度は研究できるようにして、一発逆転をするような研究を打ち込む人を支援した方がいいんじゃないかなあ?
そんな思いを新たにしてたら、ムーンショット計画の説明会のメールが来た。。。人材育成の広い裾野がないと、こういう難易度の高い課題を取り組める人材の層が薄くて上手く回せないんじゃないかなあ…
まだまだ凋落は続きそうだ。
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