講座の助教としての少考

山椒魚は悲しんだ。 旧帝大の講座の 助教として赴任してはや三ヶ月。独立ポジションを諦めてnon-PIの助教として過ごした感想でも綴りますか。 着任したのは理学部化学科の合成をしないラボ。装置を自分たちで組むレベルの計測…

海外ポスドクのその後

特命助教として日本に帰国して5ヶ月が経ちました。 着任したばかりですが、任期がある特任ポジションなので、着任した大学の先生たちは、いいポジションや公募の話があったらいつでも出していいよと言ってくれていました。この発言、…

特任助教とはなんだろうか

特任助教とはなんだろうか? いざなってみてもよくわからない。何をするのが正解なのだろうか?プロジェクトのマネーで作られたポジションなら、そのプロジェクトだろうか。では若手教員を支援し採用する学長主導の自分のいる特任助教…

スイスから帰国後にやること(お金編)

スイスからの帰国後、お金をゲット(取り戻す)するために2つやることがあります。 その一つは、賃貸のデポジットの回収。もう一つは年金の回収です。 どちらにも送金が絡むので、できればスイスの銀行口座を使いたいなあ、と思っ…

不要な仕事を減らせ!!!

配属学生なし、任期4年、よく使う試薬もほとんどなしな状況での、元スイスポスドクの厳しい特任助教チャレンジ。 予想通り講座の教授たちはサポーティブで、自由にやっていいよと言われたけど、この現状でどこまでできるのか不安に…

地方国立大学より

ゴールデンウィークで実家に自分の荷物を取りに戻るためにしばしの休息。そんな中で思う事をダラダラ書こう。 赴任した国立大学は国内30位くらいのランキングで医学部もある総合大学だ。 おおよそ一ヶ月がたったので、これまですご…

反知性的

日本に帰ってきて一つ感じるのは、学ぶことというか知識に対する敬意を失いつつあるのではないかということ。 一つ目は、村木風海氏という謎の東大生が、日本(の学術会以外)から持ち上げられまくってる点。( https://…

日本式ラボへようこそ

スイスから帰国後初の研究相談会 ここの研究室では、2週間に一回の頻度で全ての学生の発表が回ってくる。 なんとその形式はワードの報告書形式… それを読み上げるため、なんとも時間がかかる上に、先生たちは主に日本語のチェ…

日本ストレスフル

もうスイス関係ないので更新するのもどうかと思ったのですが、新しい大学への赴任してただの1日でもうだいぶメンタルやられたので、海外にいる皆様の帰国に際して注意喚起として色々と書きましょうかね。 地方国立大学に着任しま…

とある海外ポスドクの結末

そんなこんなで帰国しました。 娘は大はしゃぎ。かわいい。 着任先はこれまでゆかりのない地方国立大学の特任助教(4年任期更新なし)。もう少し粘っていいポジションを見つける選択肢もあったのかもしれないが、他に見つかる保…

地獄のフライト

何とか代わりのフライトを手に入れたところで、日本人の友人宅で一泊させてもらい早朝にバーゼルを旅立ちます。連日連夜の引っ越し作業とお別れ会で寝不足の中、5時半に出発しました。 少し街を歩きながら、これがもしかしたら最…