日本の教授の先生方、お休み取ってますかね?

僕の博士時代の先生は盆と正月に一週間ずつ程度とってましたね。GWはボスも僕も働いてました。その他は出張以外はボスはラボにいました。ある日ウキウキで仕事してて、今日は有給取ったから好きなことするんだ、と嬉しそうに言ってたのが今でも印象に残ってます。


盆と正月には休むと言っても、その短い休みの間に投稿論文のチェックしてくれたり、メールはいつもすぐ返ってきていたので、大学にいないだけで実質働いているようなものな気がしてました。


ところ変わってスイスのボスはふつーに休暇を取ります。7月に1週間半と8月に2週間。その間は旅行に行ったりしてリフレッシュするようで、メールなどはほとんど来ません。


日本の先生たち、働きすぎじゃないですかね?これで論文数も質も残念ながら日本のラボの比にならないほどいいのです。日本の先生たちが好きで働いているならいいんですが、そうじゃないならなんと悲しいこと。。。


駆け出し研究者で偉そうなことはあまり言えませんが、毎日追われるように仕事をしてると、研究のメリハリがなくなりませんかね。


個人的には、あまりうまくいかないテーマは一度手を止めてじっくりと考えて、見落としている点や時にはテーマ自体を止めることが重要だと思っています。


時間に追われて仕事すると、学生のテーマがうまく行ってなくても、時間がないからとりあえずちょっと条件変えて検討してみてってなる気がします。大多数の日本の学生は脳死従順なので従いますよね。一年過ぎる頃なんも進んでない(いい結果どころかテーマの将来性を判断するに足る情報も得られてない)とか普通にあります。


休暇を取り、たっぷり回復した精神力で、難しいことに挑戦したり、硬直状態を打開するアイディアを絞る方が日々疲弊したまま走るよりもいいと思います。


まだポスドクなので日本の教員とスイスの教員の研究に避ける時間の違いや、それがどこから来るのかは見て感じることしか書けないのですが、ひとつ強く感じることは、日本は努力、根性を美徳とする文化ですので、長時間働く、休日返上することで精神的安寧を得ているんじゃないかと思います。研究がうまくいかないのに早く帰ることに抵抗がある→長時間働くとうまくいかないのも若干許される空気があるんじゃないかと思います。


この辺は思うところがろあるのでまた綴ろうと思います。

皆様良い休暇をお過ごしください