スイスの弱点は食事のバリエーションの少なさだと思ってます。

なので読者がいないこのブログも食べ物料理ネタがかなり多くなってます。

今回はスイスでどうしてもあれ食べたくなったシリーズの麻婆豆腐編です。

日本の皆さんは麻婆豆腐と言ったらどう作りますか?クックドゥーとかまるみやとかの半分出来合いのパウチを使う人多いんじゃないですか?

私は甜麺醤豆板醤や花椒を使う本格的な麻婆豆腐作りが好きで日本ではこれまでも月一くらいで作ってました。

スイスでは驚くことに日本ではどこでも見かける安い大衆中華料理屋がないのです。これは流石にスイスにもあるだろうと思ってたので衝撃的でした。中国からの移民がかなり少ないようです。本格高級中華レストランはあるんですが、そこにわざわざ麻婆豆腐を食べに行く気にもなりません。

てことで例の如く自分で作ります。

甜麺醤、豆板醤、花椒があればあとは何とかなります。

似たもの探しにレッツゴー。

中華ショップ行けば手に入るんでしょうがそれでは面白くないので、マノアーとミグロとコープというスイスどこでもあるショップ縛りです。

今回選んだのはこれ。


左からミグロでかったHoiSinソース、マノアーフーズで買ったチリニンニクソース、コープで買ったごま油です。それぞれ甜麺醤と豆板醤の代わりにします。

そして重要な花椒はマノアーフーズのスパイス売り場にありました。

Szechuan Pfefferって言うみたいですね。調べたらSzechuanは四川って意味らしいです。本格的。

では作ります。僕はYouTubeに上がってる陳建一の麻婆豆腐の作り方が好きなので主にそれに則ってやってます。ひき肉をたっぷりの油で臭みを飛ばして、ネギ、下味の豆板醤と甜麺醤を入れて炒めます。豆腐を入れてひたひたになるまで水を入れて、味醂、醤油を大さじ一杯ずつとなんとなくスイスにいるのでアロマットを数振り入れます。

であとは追加の甜麺醤豆板醤で味を整えて、最後に花椒をすりつぶして加えます。最後にじゃがいも粉でとろみをつけて。

完成。ウヒョ〜見た目は日本で作ったものと遜色ないです。


盛り付けて食べます。

うまい、ふつーにスイスのスーパーだけで美味しい麻婆豆腐が作れます。

豆腐はコープの贅沢にも一番高い1パック5CHFくらいの絹豆腐に一番近いものを使いました。画像の量で2パックです。3-4食分はできます。木綿の硬いのが好きな人はもっと安くできますよ。

豆板醤の代わりがあまり辛味が無いのと、花椒が柑橘臭が強くて痺れがあまりこないのが大きな違いでしょうか。まあでも全然美味しい。豆板醤の代わりが少し甘いので減らして醤油を多めにしてもいいかもしれません。