8月1日はスイスの建国記念日です。

残念ながら今年は日曜日で祝日が被って消されるという悲しいポスドクです。

スイスに来たのはいいものの、研究のことしか考えてなかったのでどうやってスイスが建国してどうやって有名な永世中立国になったのかも知らずに生活しています。なんでクララが立ったのかももはや覚えてないです。

スイスの人たちはすごく愛国心が強いみたいで、国旗を建国記念日に掲げて、スイス国旗の形をしたパンや旗がスーパーの至る所にあり、ここで暮らすのならば少しは歴史を調べてみようかなと思いました。

アルプスとその北側の麓からなるスイスの土地はヨーロッパの中心付近にあることから交通の要だったらしく、たびたび色々な王国の侵略と支配下に置かれていたらしいです。スイスの原型ができたのは、かのハプスブルク家(スイスが発祥だと知らなかったです)の支配から逃れようと1291年にウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンがそれに対抗する永久盟約を8月初めに結ぶことに始まるらしいです。ちなみにその数年後にウィリアムテルがハプスブルク系の政治家を暗殺したというのでその運動が加速したという、半分伝説なイベントがあったらしいですが、信用に足りる証拠はないらしいです。でもテルは未だにスイスの英雄らしい。

その後宗教革命やフランス革命の影響を受けつつ周りのカントンの原型が追加されていきます。1847年にその共同体内でカトリックとプロテスタントの内紛が起き、その結果1848年に連邦制度ができ、防衛など一部の重要な取り決め以外はカントンの自治に任せる現在に近い連邦制となったらしいです。その後も世界大戦などに振り回されつつも大きな戦争はなく永世中立をおおまかに保てていることとなるようです。

専制君主制により発展してきたヨーロッパの中でかなり変わった歴史を持ってるようです。その分愛国心も強くなりますよね。

王政や貴族の発展は食文化を豊かにするので、フランスやイタリアは美食、スイスは質素な農民料理。そこだけは貴族の皆さんありがとうと言いたくなりますね。

花火うるさくて寝れないから、夜は少し静かにしてほしい7/31日の夜でした。