本日、自分のここでのおそらく最後のセミナーが来た。


2ヶ月ちょっとで帰国すると思うと、なんか名残惜しい気もするし、全然準備できてなくてまだ実感が湧かない。


とりあえず終わりそうにないテーマもできるだけまとめて、誰か引き継いでくれることを期待して報告した。だんだんここでのプレゼンにも慣れたので、要所要所でジョークを飛ばしてしっかり笑いを取る。やっぱりセミナーは研究がしっかりできている場合はジョークが1番大事だね。


今セメスターのセミナーの順番がなぜかポスドクからなので、ポスドクたちからは文句が噴出した。若いやつからやれよ。実際僕もそう思う。ポスドクと博士の学生ではディスカッションの必要な頻度が大きく違うし、同じ頻度でやってると博士の学生はもっとフィードバックが欲しいだろうし、ポスドクとしては学生と同じ頻度でプレゼンの準備をするよりも実験や論文執筆に時間を割きたい。


その後は、今月末で中国の准教授になるポスドクの送別会。あんまりスピーチすると泣いちゃうからあんまり喋らないって言っていた。ボスがお別れの挨拶をした時、目が赤くなっていた。コロナ禍を初めての海外かつポスドクという不安定な立場だし、大変だっただろうなあと思う。


中国の科学技術への投資はすごい。いきなり准教授だもんなあ。インド人と僕がどんだけ結果を出そうが、良いポジションにかすりもしないのとは裏腹に、ぐいぐい出世していく。


なんかこの世代以降中国も投資をやめて、この年代の教授で溢れかえる未来が見える気もするけど…まあ他国の心配をしている場合じゃないぜ。


日本のヤバさをなんとかしないと。