案の定JacsAuはダメでした。厳しいものがある。流石にそのラボを出て一年以上経ってるし、前のポスドク先の先生もなんかもう投げやりな感じになってきた。怖いのはもう一報残っててそっちはまだコメントもらってないところ…

忙しいのは理解してるが、流石に時間かかってる割にアウトプットが実らないと精神衛生が蝕まれる。。。

とりあえず多分アメリカ化学会の専門誌なら手堅く通ると思われるのでそうすることになりそうです。

しかし色々と論文を眺めていると、近年の化学の一流誌に乗っている一報あたりのデータ量のインフレがすごい。2000-2010年くらいと比べて掲載されてるデータが格段に増えている。

新規の発見が数学物理に追従して化学の分野でも予測通りにスローになってきていて、一流誌に載せるための工夫が、たくさんの綺麗なデータをとって包括的研究に見せるようになってきていると感じる。質の高い研究としての差異をデータ量で見せるストラテジーになっているんだと思う。

そのような本質的行き詰まりと、かつ、検索エンジンの向上や、中国の爆発的論文数の躍進、ソーシャルメディアの発達で、研究テーマもかなり画一化されてきていると感じる。

必然、データを集めるのにかなりの時間がかかるし、ESIが100ページ近くある論文は、かなり推敲しないとチグハグで読みにくい文章になってしまう。執筆にも昔と比にならないほど時間がかかるだろう。いろいろなところで文句が出ているが、レフェリーが要求してくる追加実験も本質を捉えてなくて単純に罰ゲームみたいな追加測定をさせられる。

こうして化学の論文出版数は日本では減少を始めてしまった。海外は研究の効率化と研究費は増加を続けているため、未だに論文数は増えていく。

一方で、流行についていけてない点では日本の取り残され方も悪くはないのかもしれない。

このスピード物量勝負に乗ると、斬新な研究はもうほとんどできないだろう。

多分みんな独自なことを頑張って暖めているんだろうなあ。(遠い目)

それとも流行に乗ってるけど単純に論文を出せてないだけなのか?

僕にはわからない。


街中で見つけた落書き、豆腐ラブ。まて、お前ほんとうに豆腐か?笑