さきがけの説明会が続々と開催されてる。総括たちは助教や准教授だけでなくポスドクや大学院生でもいい提案があれば是非してほしいという。じゃあ出してあげよう。さあ、どうなるだろうか。

そんな感じで色々と来年以降のことも考えてそろそろ動かないとなあと思う今日この頃。

こちらの博士終了間際の学生たちは既に企業の知人から熱烈な勧誘を受け始めているらしい。

そういえば気になってることがあった。例えば、日本において大学にぎりぎりで残れなかった人がいたとしよう。ポジション争いのかなりいいところまで行くのだが、ぎりぎり届かなくて、結局アカデミアの職を諦める人材だとする。

日本だと大体行き場がない。ふつーに同等程度と見てもいい能力があっても誰も必要としないのだ。これって何か変じゃないのか?企業で研究開発して貰えばかなり役立つ人材がコロコロ転がっているんだ。普通ヘッドハンターが高給で引っ張ってきてもおかしくない話な気もするが…

文句を言っても始まらないが、日本は人材を引っ張ってくる文化は、特に企業にはあまりない。修士一括採用という非効率的なやり方をまだ続けているように見える。

日本社会が実力主義じゃなくて、評価してもらえないと嘆いてみても始まらない。逆手に取ると日本はぬるいって言えるんじゃないか?人材を必死にかき集めたり、優秀な人材を引き抜いたりはしないのだ。バリバリやれればいくらでも巻き返して、出し抜くことができるだろう。日本の博士たちよ、諦めずに大学がダメでもその次の場所でガツガツ自分で道を切り開いていこうではないか。きっと未来は開ける…

学位や研究経験に意味があることを信じて…