自分の家族がいる付近の国立大学は、毎年3月末にテニュアトラック(数年の任期の後、パーマネントのポジションへの移行の可能性がある職、海外だとこれが一般的)を国際的に公募していた。

今年はなぜか4月中旬まで待っても何の情報もないから、「今年はテニュアトラックはないんですか?」とその大学全学のテニュアトラックを一括で運営している部署に問い合わせてみた。

その回答は、「ここ数年のテニュアトラック事業は、助教公募をしたい学部学科の中でテニュアトラックを付与したい場合にしかやっていません」とのこと。ここ数年の採用者を見ても、たしかにごく少数の学科に集中しているし、採用者がビッグラボ内なのですごく何かを感じる。

よくみると、ここ数年で文科省が推進していたテニュアトラック普及補助金がなくなって、パッタリと無くなってしまった。昨年まではあったと言っても1人2人の話だ…

つまりテニュアトラックをやってたのは、元から准教授にあげてもいいような選ばれし人をテニュアトラック助教にすることで国から人件費を引っ張ってくるためで、その事業終了後に大学としてテニュアトラックをメインに運営していくわけではないということ?


テニュアトラック普及事業ののちまた後退している。

テニュアトラックは成功で若手を躍進させたという文科省や大学のホームページの資料と逆行する大学の実態。僕は講座制助教になるしかなさそうです。いやじゃあああああ


どうなる僕の次のポスト。続く。