大規模な目的達成型の科研費である、さきがけ、クレストの採択者が発表されました。書類落ちの身分で受かった人を見にいくと納得いかないテーマ/研究アウトプットの人が見つかるものです。


なんか、自分の却下理由と同じような理由で却下されそうなテーマがあったりしてなんだかなあ、と思います。


僕は友人や所属したラボが幅広く、科研費が豊富で年度末にいらない数千万の装置を買うところから、学会参加費が出せないラボまで色々見てきた。お金はあるところに固まるんだよなあ、一発逆転はあんまりない。

化学だと助教がさきがけとってきても、教授と合算して使われると言う話も聞く。ネットの書き込みの中で、化学のPIじゃない助教にこのレベルの額を配るのには違和感があると指摘されていて、ごもっともだと思った。



やっぱり日本国内で大型の補助金をチームを作って取り合うのは、結局領域の代表や評価者になりやすい人とつながりがあるほうが有利な点が、上に忖度する人が得をする構造なんだよなあ。

最たるものは新学術、日本国内で共同研究を推進するお金になりますが、シンポジウムにニュースレターなどいらない時間があるうえに、国内でコミュニティをつくって何やってるんだか、、、外国のトップクオリティのラボと共同研究すればいいじゃん。何にお金使っているんだろう。


そんな自分じゃどうしようもないことをいろいろ考えていたところに、メールが来た。e-Radという科研費の応募用のウェブサイトの管理者からだ。その内容はなんと「あなたのさきがけの審査結果メールをほかの人にご送信してしまい今削除依頼中です、申し訳ございません」なにこれ、僕が落ちた事と何を申請したのかをどこかの研究者が知ったということ?

何でこんなこと起こるのさ。システムがくそなんだろうな。Webサイトも、科研費の配り方も。。。