娘と嫁は無事ホテルから脱出して自分の実家に2週間滞在することになった。通話とGPSで自宅待機を確認されるらしい、何このシステム、アホか?

自分の親は久しぶりの孫で可愛がってくれてるようで一安心。しかし娘の食べ物の好き嫌いが激しいのが、気になっている様子。だってスイスで食べ物の種類あんまりないし、結局よく食べるもんあげちゃってたせいかも。ほとんど嫁に任せきりだった点も反省、でもポスドクだし自分の人生だけでもアップアップなので。親ガチャハズレですな。。。。はぁ。


だんだん落ち着いてきたけど、やっぱりポスドクやめて長く気楽に働けるように転職しようかなと、孤独な夜に考えてたりもした。

そういえば、僕の博士をとったラボの先輩方は2〜3年ほど国内や海外でポスドクをやっていた人もいるが、任期までに論文が出なかったのを落とし所として民間企業に転職した。研究はかなりできる人たちだったけど行った先のラボの文化に馴染めなかったり、ボスを論文出すまで強く説得できなかったようだ。

一方で、自分のラボ出身ではない日本人ポスドクの友人数名が次のポジションを探しているという。彼ら2〜3年ポスドクをしているのに論文はおろか学会発表の一回もしていない。しかし次に行く気っぽい。結局自滅したら終わりなのか。化学だと学部生でも一年で学会参加は珍しくないのだが。。?

ふむ。続けるに値しないと判断した人は見切りをつけるけど、客観性を失えば、粘ろうと思えばポスドクでいいならいつまでも粘れそうなのが怖いところ。実際は、世に出てないだけですごい結果をためてるのかもしれないからなんともいえないが、なんか釈然としない。

辞めて行った人、病んだ人のほうが客観的に見て研究力が高いことが僕の周りでは多いからかな。


まあ諦めたらそこまでなんだけど。だがそれもあまりに行きすぎると変な人間しか残らなくなりそうだなあとも思う。この後10年でどうなるのか、、自分が観測できる位置にいるかも実際わからないけど。

なんか家庭を持った若手が少ないのは、結婚を躊躇するのもあるが、結婚した事で家族を考えて辞める人も多いのかもしれないとも思った。


ふつーの感覚が生き残れないアカデミアなのだとしたら、大学生になった自分の娘を研究室には絶対に行かせたくない笑