2年も経つとメンバーも大半が変わる。


薄々気づいていたけど、自分が入った後からきた新しいメンバーの半分くらいとどうも考え方が合わない。


うちのラボはそれぞれ2-5人くらいに分かれて4つの実験室とオフィスが一体になった部屋があり、部屋の広さがそれぞれ若干違うので収容可能な人数が違う。


最近隣の部屋でマスターの6週間の研修を終えた学生が、修士研究を続けたい(6週間の研修2回と6か月の修士論文研究をするのがここでのマスターコース)らしくてすぐにラボに戻ってきた。問題はその学生が隣の部屋ではなく、自分たちのラボに振り分けられたことだ。


少し静かだなーと思っていたこのマスターの学生は、どうやら静かな域を遥かに飛び出たくらい喋らないのだ。彼を隣の受け入れているスイス人博士の学生は修士論文を受け入れてもいいと言ったが、他のメンバーが同じラボで過ごすのを嫌がったらしくてスペースがないからという理由を取ってつけて実験スペースとデスクを隣の自分のラボに移動させたようなのだ。


特に嫌がったらしいのがロシア人女子博士課程と中国人女子ポスドク。正直クソみたいなメンタリティの奴らだと思ってしまった。修士の研究をする上で指導の博士の学生の側にいられないなんて、ただの教育の機会損失でしかない。でその静かな彼が初日にめちゃクソ臭い匂いがするチオール系の化合物をオープンで扱ったことで、うちの部屋のラボメンバーも速攻でそのマスターを嫌いになってその匂いに関連した悪口を言うようになった。

初心者なんだからそういうミスもするだろうに、誰が悪いかってそいつを追い出してまともに指導してない奴らだよね。


いろんな人がいる。お喋りじゃない人だっているだろうし、お昼に2時間も休んでゴシップな話をするのが好きなメンバーもいるだろう。こんな扱いをしていいはずがないんだ。


なんだかなあ。

なんで彼を違うラボにおくの?って言ったらロシア人があいつ喋んなさすぎて嫌ってにこやかに言い放ち、中国人はドラフトがないからだって言ってたので、僕がこれは誰が使ってるのって空いてるやつを指さしたらロシア人の2個目のドラフトだとか次くる学生のやつだとか二転三転した言い訳をする。。。スペースあるやん。

こんな扱いになるなら、彼を受けいるべきではないと思った。


しかしそんなんだから君たちはまともな研究ができないんだよ。