ついに大晦日、帰国して娘や家族と楽しく過ごしています。


スイスでのポスドク生活も佳境を超え、なんとか論文も出し次のポジションを色々と模索した年になりました、そんな2022年を振り返ってみたいと思います。


2022年は初っ端から辛い目に遭いました、1月にあった家族の帰国です。娘たちと一緒に住んでたアパートに1人取り残されて過ごすのは本当にまいりました。不安定なポスドクになったことを後悔するとともに、男女平等や昔の女性に皺寄せがいき過ぎているアカデミアの就職事情を当事者として考える機会になりました。


研究の方は4月から論文をまとめ始め、8月に投稿、無事11月下旬に受理され満足のいく結果になりました。時間はかかってしまいましたが、時間はかかっても納得のいく論文を出せて、学会にも3個参加できました。続きをやりつつ、後半は仕事探しも同時並行しました。


職探しは正直なところうまくいきませんでした。日本の化学系特有の教授によって研究内容が著しい制限をかけられている場合が多いためです。今は世界的に重要で注目されている分野のラボにいるのですが、同分野の教授たちが日本ではあまり結果を残せてないことが多く、あまり魅力的な公募はありませんでした。


出せそうなところに2個(助教と特任助教)出して1勝1敗で特任助教の内定を取りました。ぶっちゃけ、海外学振で論文もちゃんと出してるのにいいポジションにつけないこともあるんだなーって感じです。


とりあえず火事を超える不幸は起こらなかったので、生きてるだけで丸儲けです!

さあ、来年はどんな一年になるのか。楽しい楽しいアカデミア冒険の旅は続く