ポスドクは動物に例えると猫である。

異論はあるかもしれないが、猫である。

教授という飼い主に、ご飯をもらうためにすり寄ったり、愛想を振りまいたりする猫である。

去勢をしないとすぐに子猫を作ってしまう猫である。外に出すと危ないので、部屋から出してもらえない猫である。

雇いたてのポスドクは、まるで借りてきた猫の様におとなしく一生懸命に働く、しばらくして慣れてくると一日お昼寝をして気ままに過ごしてしまう様な猫なのである。

ポスドクがラボの中で死んでいるかは、観測しないとわからないシュレディンガーの猫である。

ポスドクに科研費の若手研究が当たっても、研究の裁量権なんてないのでボスに使われてしまう。まさに猫に小判なのである。

100万回死んでも、またポスドクをやる定めの点でも猫である。

学会に参加しても名乗るほどの名前はまだない。猫である。

極め付けは死期を悟ったポスドクは自ら姿を消すのである。これはもう猫以外の何者でもないのである。


世界ネコ歩きならぬ世界ポスドク歩きも大ヒット間違いなしですよ。N○Kの皆さん作成してください。


唯一の違いは猫は可愛いけど、ポスドクは可愛くない点ですかね。