スイスに家族を呼ぶアポスティーユ取得の話
実は私結婚しております。ギリギリポスドクなのですが贅沢にも結婚することができた勝ち組なのです。(今後の仕事がどうなるかはわからないことは十分に理解してもらってます)
コロナの都合もあったので家族は日本にいたのですが、スイスに来て暮らしてみたいとなりました。
ですが今はコロナ下で厳しくなっており、入国するのに長期滞在許可が必要です。(普通状態ですと日本人は90日間の観光滞在が認められます)
そこで滞在許可を申請してしばらくスイスで一緒に暮らすことを考えてみました。
日本とスイスの間には協定があるためVisaは必要なく、州が発行する滞在許可証をもらい住民登録すると90日を超える滞在が許可されます。
大学入学、ポスドク就職や企業就職する人は滞在許可証がおそらく大学などから州の移民局に申請が行き(僕の場合はそうでした)それを持って登録に行くだけです。非常に簡単です。
家族帯同の場合は、そこで一緒に申請をすると家族丸っとすぐ滞在許可が降ります。
ですが住む家も決まってない状態で家族いっぺんに行くのは通常時でも難しいのに、コロナ禍では避けた方が良いでしょう。
なのでスイスで落ち着いて、後から自分で申請する必要があります。(Family reunion)という手続きになります。
これは州により違う(スイスではどこでもこの枕詞がつきます)のですがおそらくあまり大差はないと思います。僕の場合の必要な書類は家族のパスポートのコピー、僕の仕事の契約書と賃金振り込みの確認できるもの、十分な広さの賃貸契約書(妻と2人は2R子供1人増えると2.5-3Rくらいが目安だと思います。)、家族の保険オファー(これに入りまーすというオファーを会社からもらえます)、そのほか部屋の事故補償や自賠責補償の契約書。又現地の語学学校に通いますという誓約書(言語学校でデポジットを払うともらえます。)。
のこりが問題で、婚姻証明と子供がいる場合は出生証明です。
全ての書類はドイツ語フランス語イタリア語又は英語で書かれている必要がありますので当然日本の公的書類は受け付けてもらえません。
戸籍謄本と婚姻証明を英語で出せますか?と日本の役所に問い合わせたところできませんの一点張り。(2020年超えてるんだぞ!いい加減にしろ!)
ではどうやって英語の翻訳を公的書類として認めて貰えばいいのでしょう?
すぐググったら出る方法は翻訳サービスと公証印とアポスティーユをつけてもらう方法です。弁理士の人がやってくれるらしく、翻訳したものを正しい翻訳だと認めてもらって、外務省の承認であるアポスティーユをつけてもらう方法ですね。
よろしいならば見積もりだ!っと見積もってみるとなんと…10万円!!もうびっくりしました。そんなことあるのか?まあスイスの給料あればそんなもんはした金ですが。
コロナのせいかはわかりませんが、非常に高いですね。
もうどうしたらいいのかわからんぞととなり、在スイス日本大使館に電話で聞いたところ、なんと大使館で英語で作成した書類を発行してくれるらしい。そのためにアポスティーユ着いた戸籍謄本一本でいい!(代行は婚姻証明と戸籍謄本と出生証明を要求されます)
そこからは非常に簡単で、戸籍謄本を本籍地から取り、外務省のアポスティーユをつけてもらい(郵送料だけであとは無料)。
それをスイスの大使館に申し込み用紙とパスポートのコピーを同封して郵送!
準備ができると大使館から連絡が来るのでアポイントメントをもらってその時間にパスポートを持って取りに行くだけです。(書類一枚11CHFの現金も忘れずに)気をつけることは出生証明は過去半年の間に発行されアポスティーユがついたものでいいのですが、婚姻証明は3ヶ月と短いので、手短に済ませる必要があります!
さて時間が来ると中に入ります。セキュリティーチェックのところから日本語が使えるぞーと勘違いしてたら現地人が、ドイッチュ語と英語どっち?って聞いてきてあれれーっとなりましたが無事入って入手。その後書類は全部スキャンして電子版をアップロード申請して終了でした。紙なんていらないんですよ日本の全ての方達。ここまでなんとホボただ。10万円なんか払わなくって心底よかったー。しかし1万なら払ってたかもしれませんので10万円でよかったです。笑
全ての書類がかなりしっかり準備できていたのでかなりあっさりと一週間ちょいほどで滞在許可のPFDファイルと郵送で書類が来ました。手数料の190CHFを振り込んで終了です。
この手続き、意外とネットの情報として知られてませんが在スイス大使館のホームページには普通に申請ができるフォーマットが落ちてますし説明もあります。
ネットで調べているとどうしても代行でアポスティーユという情報しかないので、このことぜひ皆さんに知って欲しいですね。
写真はベルンの日本大使館の前の広場です。
割愛してますが日本の書類以外は職場の担当の人ががっつりサポートしてくれるので日本の書類以外はそんなに難しく無いですよ!
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