助教の公募がオープンになる度にチェックする1年間を送った。


結局そんなに多くの公募に出そうとならなかった。なぜなら、教授により必要とする人材がすでに決まってくるからである。


先日受けた地方国立大学の特任助教の内定の連絡が来た、4年任期、その後の保証はなし。でも受け入れの先生の人柄と自由にやらせてくれそうな雰囲気から、旧帝国大学などのビッグラボよりは自分に合ってるので、そこにしようかどうか考えている。本当ならもっといい大学で潤沢な資金でいい学生がたくさんいるところで研究をしたいという気持ちある。


だが、内定を出した瞬間、まだ自分が行くと最終決定したわけでもそう答えたわけでもないのに、もう来る前提のメールが来る。


昔の感覚で内定が出れば来るもんだと思っているんだろうけど、この雇い止めや研究費のなさ、任期付きであふれかえっている大学においてまだ、内定がでたら一番最初に出たところに行けという雰囲気なのはなんか釈然としないものがある。


どうすればいいんだ、もう少しいいポジションを探したい気もするし、これ以上待っていてもいいポジションが手に入る保証もない。


いやーアカデミアってほんとうにむずかしい。とくに助教が教授の小間使いの化学の分野では自分の能力ではどうしようもないパラメーターがさらに多くどう考えても厳しい。。。


博士課程の学生で研究が好きというだけでアカデミアに進むのは気を付けたほうがいいよマジで。