特任助教面接
先日とある地方国立大学の特任助教の面接を受けた。なんか全学のプロジェクトらしくて総長から学部長と理事など化学じゃない人がズラッと並ぶ中でこれまで行った研究と今後の研究計画、教育の抱負を話してほしいとのこと。
その発表時間、なんと15分。あのー私、学部と修士、博士過程、ポスドク1回め、ポスドク2回めでそれぞれ異なるテーマでそれぞれ自由に研究してきたのですが、15分でイントロ付きでしゃべるともう絶対時間たりないじゃん。研究だけでも厳しいのに、研究の提案と抱負もとか。15分かつ特任助教と聞くとやっぱり博士終えたばかりの人を想定しているんだろうなあと思いなんか場違い感を感じた。
とりあえず本番はダイジェスト形式にズラッと並べて今後の研究計画と教育の提案をして修了。研究第一主義に見えて実は結構後輩を指導するのが好きだったので教育も楽しみにしてる。ズーム越しで向こうのおじいさんたちが何言ってるかわかんない事が結構あったけどスイス時間の朝7時に参加した割にはまあまあちゃんと頭が働いた。
研究面での質問は想定の範囲内で簡単に答えられた。
一番驚いた質問が、今の海外ポスドクのポジションはこれまでの先生の誰か紹介ですか?という質問だ。コネで行ったんですか?と聞きたいみたいだ。。。
ちげーし。なんて失礼な質問なんだろう。。。そもそもコネでも海外行ったほうが数十倍役に立つし、そんなコネ(学生を海外のラボのポスドクに内々で決めることができる)持ってる先生はいったい日本に何人いるんだ。
僕は一生懸命交渉してフェローシップたくさん出してなんとか見つけたんだよ!ってのを丁寧にお答えした。
和やかな雰囲気で概ね好評のうちに面接は終了した。提示された条件は10-30万円の研究費。任期は4年、その後のポジションは保証しないが研究成果に応じて昇進もなくはない、という褒美と呼ぶには頼りない目の前のニンジン。(上が詰まってるからそれはないだろうな)合否は追って連絡するとのこと。
研究費。。給料より低いじゃん。ガラス器具買って試薬買ったらおしまい。エバポすら買えないやんけ。そしてPIなのかどうかも明言されなかった、聞いたことで落とされらやだから聞かなかった。
文句を言ったところで、ここよりいい条件が出るか、またあっても採用されるかもわからない。
ほんと、ポスドクの次のポジションって難しい。僕の未来はどうなるのやら。
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