この夏は暑いです。


研究が熱いのではなく単純に、気温が高すぎます。


バーゼル大学の化学科は、現在、ライン川の向こうのローゼンタールに移行作業中で半分は既に新しい建物に移ってるのですが、我々のグループは古い建物にいます。


なんと今いる古い建物は冷戦よりも前に建てられたとか。エアコンはないし、ドラフトは木製の枠とレンガ、廃気が行われている気配はほぼないです。しかし昨年はそうでもなかったのですが今年は暑すぎる。。。配管から供給される窒素の純度を訪ねても、博士の学生は誰も答えられません。トホホ。


スイスの中でエアコンがない実験室っていうのも、うちくらいなもんじゃないかなあ。お金持ちの国なのにエアコン入れてくれないなんて、なんてけちなんだ。室温の反応が論文よりもっと進んじゃうぜ〜


バイオ系のビオツェントラムっていう建物が隣にあるんだけど、50周年を迎え新しい建物を建てて、既に完成して古い建物はもうだいぶ取り壊されている。


バイオは金回りが良いらしい。はるか前から企画されてた化学科の移転は時間がやたらかかっている。放射能とアスベストが検出された無機化学棟は僕がくる前から空っぽで、もう取り壊されると毎月のように言われてたが、約2年経ってもそのまんまだ。化学ですら金ないとか、物理や数学はどうなっちゃうのよ。


スイスにポスドクに行く場合は、エアコンがあるラボに行きましょう。でないとヨーロッパ人並みに夏季休暇を取らないと耐えられず、仕事にならない可能性があります。


水分補給を忘れずに!