日本の衰退は続く
新たに研究論文の世界での位置付けが発表された。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6435161
トップ10%論文数は韓国に負けてついぞ12位まで後退したらしい。研究費や研究者の人数は世界3位なのでどう考えてもシステムがおかしいのは自明だ。
Yahooニュース(元記事は産経新聞)では、博士課程の待遇改善と人材確保が急務とか書いてあるけどわかってないなあ〜。人もお金も3位なので、配分と人の使い方の問題かと思う。
人材確保をするのに博士課程に金を撒けばいいのか?そうじゃない。その卒業後に魅力的な仕事、いいキャリアプランを描けるようにしないといけないんだと思う。
つまり助教職と企業での博士の待遇の抜本的見直しと選考過程の透明性を上げる以外の解決策はないんじゃないか。博士を持ってる人を問答無用で高給で雇う必要がある、それをするからみんな博士に行きたがりクオリティが上がるのだ。博士がぱっと見使えないからと言って、お金もっと絞ったらもっと悪くなるのである。
自分の分野の日本の助教、海外から相手にされる人なんかほとんどいない。自分の知る助教の先生たちも、ボスに飼い慣らされた人たちが多くて、自分の研究室を持ってすらいないのに一人前に他人の研究を批判したりするくせに、ボスの仕事と自分の仕事の棲み分けがない人が多い。
若手をポスドクとして鍛えて、助教はみんなPI、その他の特任なんちゃらは全部ポスドクにしてしっかりと助教に研究裁量を与えるべきだ。そして助教の公募で出身ラボに戻るような人事をゼロにしないといけない。いい研究者とのコネは重要だが、公募に博士時代の恩師がいるとか公平じゃなかろうよ。
出身者の出戻りを繰り返してきた結果が今なので、その人事がうまく行っていないのも自明な気がする。
フェアーな競争とポジションを取れた人が伸び伸びと研究できる構造にしないと、教授に縛られずに新しいことがしたい!って人ほど仕事が見つからず、偉いおじいちゃんのケ○穴舐めてでも大学教授になりたい人が出世していく。そんなんじゃあ研究力なんぞ上がるわけないんじゃ。
とか言ってたら内閣改造でまた文科大臣に文部化学行政興味ない人が割り当てられるらしいじゃん。なんで文科大臣がその後経済産業大臣とかやる必要あんのよ。ふつーに科学技術なんとかしたい人をあてがってくださいよ。
文句は絶えない。日本の大学システムの衰退はもっと加速するだろう。次は15位かな?
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