なんかアメリカから大学を誘致してスタートアップを支援するという謎の政府肝入り政策が始動するらしいですね。


これ、どうなんですかね。スタートアップが少ないのはもはやリスク回避の国民性では?ポスドクになってリスク取ってもコネがないと報われそうにないし、ふつーに日本で挑戦するのなんかバカくさいっす。って最近は腐りつつある私。アメリカのMITとかが日本にキャンパスを作ってくれたとして、誰が日本校で学びたいのか。よしんば外国人が大学に来てくれても、その卒業後英語がほとんど通じない中でスタートアップやその後の上場を日本でやるメリットはなんなのか…マジでわかんない。



そもそも日本に誘致した外国人が活躍するのを応援する国民性じゃない気もするし、なんで海外大学じゃないといけないのか。シリコンバレーだと、ベンチャーと大学がタッグを組む例は多いと思うのだが、それは大学側がアピールするんじゃなくて優秀な人材を安く使えるってことでスタートアップ企業が補助金や人材発掘を求めてコラボするんじゃないかな。


シリコンバレーの大学をよんで来たらベンチャーする人が増えるわけじゃない気がしますが。



そもそも日本の大学や研究が世界的に売れるプロダクトだった時代もあるわけで、日本の大学や研究がどうあがいてもダメなわけじゃなくて、今のシステムがうまく行ってないだけだと思われる。アメリカの大学を呼ぶ前に日本の大学を本気でアメリカばりにイノベーションできるクオリティに上げるっていう話は出ないのね。


日本の大学の環境改善やスタートアップをやるメリットの向上、大企業優遇の廃止、既得権益構造の打破。これら自国にできる努力を推進せずにお金に任せて誘致するのでいいのだろうか。。。


そしてアメリカの大学誘致したらユニコーン生まれまくると思ってる根拠はなんなんですかね?


そんなことより、若手研究者とコロナでズタボロになったここ数年を研究室で過ごした若者を支援して大きな夢を持ってもらう方がいい気がする。



よしんば札束で連れて来た人材がスタートアップが軌道に乗っても日本に定住することはないだろう。金の切れ目(支援金の切れ目)が縁の切れ目になる気がする。


日本の大学だってもっとできるわい!