日本の化学企業の不祥事が続いてるみたいですね。


ちなみに、バーゼルのライン川沿いにある各種化学製薬企業は昔ライン川に化合物垂れ流ししていたらしく、その昔はサケが遡上して産卵するような環境だったのに、規制がされ30年以上経つ今もなお、サケは戻ってきてないんだとか。


しかし今の時代にスイスで化合物の漏洩があったら大変なことになりそうですね。


さて数日前に静岡で濃硫酸が最大1900L流出したとか。密度が1.83 g/mLとすると3.5トンほどになります。98%として3.4トンほどの硫酸ですね。環境基準として200-500 mg/Lを超えると味覚に影響しさらに濃いと下痢を起こすのだとか。


200 mg/Lまで薄めるには17,000,000L=1.7*10^7 L 必要ですね。浜名湖の水が3.5*10^11 Lらしいので4.9*10^-3 浜名湖全体の0.5%の水が必要ですね。ものすごい量です。どうやって処理するのかな?多分中和して水で薄めることはさすがにないから考えるだけ無駄か、回収できるといいけど。


ちなみにシアンを垂れ流して魚が死んでいた工場が近くにあるとシアン化水素が発生しておそらく相当危ないです。試薬の濃度にもよりますが、毒ガスが充満しかねません。



化学企業の皆さんもう少し安全第一でお願いします。技術や知識が足りてないなら、博士をもっと雇うのはどうでしょう?多分役に立ちますよ。