久しぶりの日本の学会
ここまで続けてきたので、とりあえず次の公募や就活の書類を送るまではブログの更新は続けようかと思います。その後どうするかはまた考えます。相変わらず読者はほぼいないから続けてても問題ないと思うんだけどなあ…
今週末、オンライン開催ということで日本の小規模学会に出ました。
日本にいた時も何回か出たことがある学会です。
ここ数年で学会の大御所が数名ほど引退したのもあって、口頭講演ですらおもしろい発表がない。ポスターに至っては目的すらまともにいえない学生が半分以上もいる。こんなレベルの低い学会だったっけ?となってしまった。
若手研究者の奨励賞をダメ元で一応申し込んだので、学部生時代からの知り合いの1-2歳年上の3人の助教の人と4人で争います。そのうちの1人が初日の発表、自分を含め残り3人が三日目の最終日での発表でした。
ちなみに発表内容は自分と初日の人が博士課程の研究から大きく異なるテーマで、残り2人はこれまでやってきた研究の延長の色合いが強い。そりゃあ、最終日一緒にしゃべる後者二人の発表はイントロから周辺知識まで10年以上の含蓄がある。どうあがいても前者2人が「発表の仕方」でかなうわけないのである。
そんなこんなで、この学会は新しいことへのインセンティブはかなり低くて、深い知識をみんなで共有するのをよしとする色の強い学会なのだ。衰退もやむなし!
新しい化合物はあまり登場せず、ここ10年ほぼ似たような化合物を延々と置換機変えて細かい物理定数の依存性をそりゃーそうだよなって感じで変えてるニッチな学会だ。そういうのも重要だがそればかりじゃあいかん。
自分の発表はAM3時、起きれなかったら怖いのでずっと起きてたら当たり前ですが頭がぼーっとして発表で言葉がすらすら出なかったり、かなり難しい質疑が来てシャープに返せなくって悲しかった…寝て起きて思い返すと、もっといい返答がブワッと出てくる。やっぱり日本時間学会での発表は厳しいです。
質疑5分の規定を大きくオーバーして質問がきたのでみんな概ね面白く聞いてくれたとは思うんだけど、いわゆる発表テクニックで言うとかなりやばい。発表の仕方を見られると海外からわざわざ深夜に参加して自分の評判を下げてもしょうがないので今後参加することがあれば、発表の時間帯の調整をお願いしようかなと思った。
というか、みんなもっともっとやってみないとわからないレベルの新しいことやろうよ。
まーいっか。本当に喋ってみたかった研究力が恐ろしく高い若手の先生と喋れたし、自分を認知していてくれてて本当に嬉しかった。それだけで十分さ。
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